2016年08月04日
合作の丘を楽しむ その3-和風サロン『柴之露』-
おつゆさん主催のハウイベ「合作の丘(白亜14414全軒)」のご紹介第3弾。今回は誰もが知るアルシバさんとおつゆさんの化け物ハウス「和風サロン 柴の露」となります。
今回は作成中に聞いたエピソードや、流石にやらないわけにはいかなかった家具解析の結果等を交えながらご紹介したいと思います。
※現地でもお話がありましたが、皆に楽しんでほしいという思いから作成された家ですので、商用として利用するのは控えていただければと思います。
和風サロン『柴之露』~アルシバさんとおつゆさん~
自分が主をしているルーム内にて「アルシバさんの家がやばい」と話題になりました。「ちょっと見に行ってくる」と言って住宅村に飛んだのですが
「やめとけ」
「庭ですら死ぬぞ」
そんな馬鹿な…。と思いましたが、そう声をかけてくれた人も合作者。(住所を知っていたのは作成者達だけでした)恐る恐る近づいたのが上の写真。
上の写真は玄関の様子。よく見ると1階が和風、2階がデフォルトの壁になっています。これの理由をおつゆさんに聞いてみたら、「2階も和風にすると中華感が出てしまったので、あえてこれにしました。」とのこと。そんなとこまで気にするんだ…。と驚愕。
庭に入ってみたら、そこには窓がありました。もう言葉になりませんでしたね、これは。庭に1歩踏み入れただけでこの状態です。この何がどうなっているかわからない感じはアルシバさんでしょう。
反対側はというと、木を迂回する形で作られた柵の奥に、ベンチと鹿威し。実用性がありながらも、あえて柵で封じて柵の奥の光景にしてしまうのは、おつゆさんの手のものと思われます。
入口を入ろうとしたとき、上に桜が覆いかぶさるのがわかるでしょうか。ホオズキランプと相まって、なんともシックな雰囲気が出ています。この細かい気配りはおつゆさんではないでしょうか。
ちなみにサイドを見たらエルフ風アーチの仕掛けもありました。多分これは3番地という立地のため、下から上ってくる人に寂しく見られないように置かれたものでしょう。どこまでも細かい気配りに溢れています。
家に入ってすぐの写真です。断っておきますが、ここはスモールタワーです。入って左手前方に階段があり、前方の近いところに窓がある、あの家です。スモールタワーの家を思い浮かべてみてください。あの家の正面に奥行を感じたことはありますか?
この家に入った瞬間、ルムチャで俺はこう言いました。
「この家に殺される」
階段の方を見ると、スモールタワーだと感じさせる階段があります。ただし、俺の知っている形状じゃない。普通に螺旋階段です。これは、おつゆさんの背徳ハウジング「哀の家」でも使われていたテクニック。目の錯覚を利用し、階段を湾曲させています。
ふすまで湾曲させているだけならまだマシだったかもしれません。問題は左側の光です。この光で階段の色を飛ばすことで、左側も湾曲させて見せる効果がありますよね。「うげっ」という言葉が出ても仕方がないと思います。
階段の上には月が見えていますね。もうどこまで攻めてくるんでしょうか助けて。
ちなみに階段の手前には格子戸の席があります。もうしえんくんのライフはゼロよ。
階段の脇の道を進むと、奥行を感じさせていた光源があります。この木のラックとオーガ間仕切りの組み合わせ、扉付きの大きい壁を三角に置く手法はアルシバさんのものですね。ていうかこれが入口から真正面に見える間取りとかホントもう…ホントもう…という言葉にならない言葉しか出てきません。
そのスラチャを右に曲がると、談話コーナーがあります。何ですかこの無茶苦茶かっこいい仕掛け。奥行きがあるだけならまだしも、淡い光が本当に綺麗です。両サイドの教会の椅子は、1つ席を隠されて2席になっています。通路を確保するためですね。どこまでも考えられています。
先程の談話コーナーの奥にはL字型のコーナーが。本棚の上に置かれた一輪挿しの家なんかもいい雰囲気を出しています。本当に、和モダンという言葉がしっくりくる作りですね。
L字型の談話ーコーナーの先はやっと入口に戻ります。しかしそこにもとんでもない仕掛けがありました。
上の写真中央に天の川のついたてがあるんですが、その上に木の壁のようなものが見えますよね。これ、壁かけビン置きシェルフの側面なんですよ。壁かけ家具を引っ掛けているのは、入口の側面です。あそこに置けるんですね、壁かけ家具って。ていうかそんなの試すって発想どうなのもう。
この天の川のついたての裏側は、なんとキッチン。窓のように奥が見えるキッチンです。こんなのずっと欲しかった…。
ちなみにここ、おつゆさんとアルシバさんで一切の相談なく2人でパズルのように家具を置いていったらできたそうです。「流石に痺れましたね」とおつゆさん。そうでしょう、そうでしょう。俺だったら歓喜で飛び回ると思います。
ここまで見て、「凄い」の言葉すら失ってしまいました。
テクい話
「今までテクい話じゃなかったんですか?」と言われそうですが、そうですここからが本番です。
上の写真は入口すぐのスペースですが、左側のエルフ本棚を見て下さい。時代を感じる本だけが見える状態になっていますね。これ、マガジンラックのようになっている部分の一部を白木のカウンタに埋め込んであるんですよ。打掛といい、この時点で明治初期のような場所に迷い込んだ錯覚をさせる仕掛けになっています。
このスペースを上から見下ろしてみると…実は豪華なカーペットがずれていたり、行灯が若干ずれていたりするんですよね。恐らく人が行き交う中で少しずつずれてしまった様を表しているんでしょう。この生活感を出す仕掛けはおつゆさんのものですね。
同じようにL字ソファのほうのカーペットもずれてました。
階段上の月ですが、ススキのところにおもちゃのトンネルがあります。これ、ススキが丘の上に生えているイメージですよね。近くで見ても工夫があるのに脱帽。多分これもおつゆさんでしょう。
ここはキッチン裏ですが、よく見るとダマスクの壁のカーテンが見えていますね。キッチンがよく見えるようにとの配慮ですが、この裏は普通の壁なはず…。
キッチンの外から見たら、解決しました。ダマスクの裏側にふすまあったんですね。正面にX字に置かれたふすまがキッチンを見るのに邪魔だったので、壁を置いたようです。よく見ると、上の写真のキッチン入口にタオルが…。どこまで細かいんでしょうか。
ダマスクの壁といえば、うっすら光のある談話コーナーの背面にもダマスクの壁が仕込んであります。これがないとふすまが邪魔をしてせっかくの談話コーナーが見えないんですよね。
今回のラスボス、この光る細竹も見てきました。竹取物語かな?と思わせるような光源は…
裏をよく見たらこの鏡の光だったことがわかりました。こんな淡い光になるんですねー。
更に潜ってみてた写真です。右側に白い太い壁のようなものと、青い壁のようなものが見えると思います。青い壁は色タイルの柱でした。この柱の緑の部分を竹に見立てて、細く分割していたのはヤシの壁のようでした。この白い壁はグリーンの白壁の側面なんですが、これの用途は…。
中央やや下の、白い小さい花。これです。ほのかに見える草の部分も綺麗ですが、やはりこの花が綺麗でした。この驚くほどの密度の重ねと小さな拘りはアルシバさんのものですね。
最後に
二階に上るとコンシェルジュに怒られてしまいました。茶目っ気も忘れていない素晴らしい家です。
見どころがありすぎて、とんでもない文章量になってしまいました。正直書いてて疲れました。まだもう少し書きたいことがあったんですがもう許してください死んでしまいます。
細かい説明は不要のこの家。ぜひ遊びに行ってみてください!!
よし、寝よう。
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dqxsien at 00:16│Comments(0)│合作の丘
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